パサつきやゴワつき、広がり…。なんで私の髪だけこんなに傷んだんだろう?
		
	
		髪が傷んだ状態で、もうどうしようもないと鏡を見るたびにため息をついているあなたを救いたい!
原因が分からず、傷まない方法やおすすめのケア方法をネットで探している方も多いはず。
現役美容師ブロガーの私も、多くのお客様の深刻な髪のお悩みに向き合ってきました。
		残念ながら、一度傷んだ髪は完全に元通りには治りません。
しかし、それは決して「諦める」ということではありません!
この記事では、傷んだ髪が治らない理由の解説から、日々のNG行動、そして美容室に行く時間がない忙しい女性でも自宅でできる、徹底的な補修と予防のおすすめのケア方法を8つの対処法として詳しく解説します。
本記事でわかること
- 髪の毛が傷む原因
 - 傷んだ髪の毛の修復方法
 - 傷んだ髪の毛におすすめのアイテム
 
美容師しか知らない極秘テクニックを惜しみなく公開します。
もう一度、自信を持ってツヤのある美しい髪を手に入れるため、本当に必要なケア方法を学びましょう!
傷んだ髪とはどんな状態?特徴と構造を理解しよう

髪が傷むとはどういうことなのか、まずは髪の構造と傷んだ状態の特徴を正しく理解しましょう。
見た目のサインから内部のダメージまで、順を追って解説していきます。
見た目でわかる傷んだ髪のサイン
髪が傷んでいるかどうかは、見た目や触り心地ですぐにわかります。
		パサパサして広がりやすい、チリチリと縮れている、指通りが悪くて絡まりやすいといった症状が代表的です。
髪は外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3層構造になっており、表面のキューティクルが剥がれると内部のコルテックスが露出します。
すると内部のタンパク質が流出し、イオン結合やシスチン結合といった髪を支える結合まで切れやすくなってしまうのです。
髪の毛の結合が切れたもろい状態だと、薬剤を使っていなくても摩擦や熱だけでこうした深刻なダメージが進行することもあります。
【重要】一度傷んだ髪は元に戻らない(治らない)理由
残念ながら、一度傷んだ髪は完全に元の状態には戻りません。
なぜなら髪は肌とは違い死んだ細胞でできており、自己修復機能を持たないからです。
皮膚なら数ヵ月できれいに治るけど、髪の毛はダメなのね。
		
	
		髪と皮膚の成分は同じですが、仕組みが根本的に違います。
肌であれば傷ついても新しい細胞が再生されますが、髪にはそのような仕組みがありません。
キューティクルが剥がれたり、内部の結合が切れたりすると、その部分は二度と自然に元通りにはならないのです。
トリートメントで一時的に手触りが良くなったように感じても、それはあくまで表面をコーティングしているだけ。
		折れた骨にギプスをつけているようなもので、根本的な修復にはなっていません。
だからこそ、傷む前の予防が何よりも大切なのです。
傷んだ髪を諦める必要はない!補修・予防で生き返らせることは可能
傷んだ髪は元に戻らないとお伝えしましたが、諦める必要はまったくありません。
		適切なケアを続ければ、見た目も手触りも驚くほど改善できるからです。
トリートメントやヘアオイルで髪の表面を整え、内部に栄養を補給すれば、パサつきやチリつきは大幅に抑えられます。
さらに毎日のシャンプーやドライヤーの方法を見直し、新しく生えてくる髪を傷めないよう予防すれば、数ヶ月後には健康的な髪へと生まれ変わるでしょう。
		今傷んでいる部分は少しずつカットしながら、これから伸びる髪を大切に育てるという両輪で美髪は必ず取り戻せます。
諦めずにケアを頑張ります!
		
	あなたの髪が傷む主な原因を徹底チェック

髪が傷む原因は日常生活の中にたくさん潜んでいます。
何気なくやっている習慣が、実は髪を傷めているかもしれません。
ここでは主な4つの原因を詳しく見ていきましょう。
【日常の落とし穴】シャンプーやタオルドライによる摩擦ダメージ
毎日のシャンプーとタオルドライが、実は髪を傷める大きな原因になっています。
洗浄力の強すぎるシャンプーは髪の油分を奪い、乾燥しやすくしてしまうのです。
さらに泡立てが不十分なままゴシゴシと頭皮や髪を擦ると、摩擦で表面が傷んでしまいます。
		タオルドライも同じで、濡れた髪は特にデリケートな状態なので注意が必要です。
ゴシゴシ拭くとキューティクルが剥がれ、内部のタンパク質が流出してしまいます。
こうした毎日の積み重ねが、気づかないうちに髪を傷めているのです。
【要注意】ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ
ドライヤーやヘアアイロンの熱は、髪にとって大きな負担になります。
健康な髪でも180℃で10秒が限界で、それ以上熱を当て続けるとタンパク質が変性してしまうのです。
さらにカラーやパーマを一回でもしている髪は、すでにダメージを受けているため耐久性が下がっています。
カラーもパーマもしているけど、何℃くらいが限界なの?
		
	
		その場合、120〜130℃で10秒が限界になるのです。
毎朝アイロンで高温設定のまま何度も髪を挟んでいると、見えないところで確実にダメージが蓄積されています。
熱による変性は元に戻らないため、温度と時間の管理が何より重要です。
【見落としがち】紫外線や乾燥による環境ダメージ
紫外線や乾燥といった環境要因も、髪を傷める大きな原因です。
紫外線は髪のタンパク質を分解し、キューティクルを剥がしやすくします。
		肌と同じように髪も日焼けするのです。
さらに冬場の乾燥した空気や冷房・暖房による乾燥は、髪の水分を奪ってパサつきを引き起こします。
特に屋外でのレジャーや通勤・通学で長時間紫外線を浴びる機会が多い人は要注意です。
環境ダメージは毎日少しずつ蓄積されるため、気づいたときにはかなり傷んでいることも珍しくありません。
【深刻】カラーやパーマの繰り返しによるケミカルダメージ
ヘアカラーやパーマの薬剤によるダメージは、最も深刻な髪の傷みを引き起こします。
これらの薬剤は髪内部の結合を切断して形や色を変えるため、構造そのものが破壊されてしまうのです。
ブリーチをしてるから髪の毛が引っかかる…。
		
	
		一度の施術でもダメージは大きいですが、短期間で繰り返すとさらに深刻化します。
キューティクルが剥がれ、内部のコルテックスがスカスカになり、最終的にはゴムのように伸びたり切れやすくなったりするのです。
おしゃれのために続けてきたカラーやパーマが、実は髪を最も傷めている可能性があります。
【自宅で実践】ひどく傷んだ髪を補修する8つの対処法

ひどく傷んだ髪でも、自宅でのケア次第で見違えるほど改善できます。
ここからは今日からすぐに実践できる8つの対処法を、具体的な手順とともに紹介していきます。
01. 傷んだ髪の応急処置:パサパサ・チリチリを抑える方法
パサパサやチリチリが気になるときは、まず水分と油分を補給する応急処置が有効です。
具体的にはどういう方法があるの?
		
	
		洗面器に少量のトリートメントを溶かしたぬるま湯を用意し、傷んだ部分を数分間浸してみてください。
その後軽く水気を切り、ヘアオイルを毛先中心になじませると、表面が整ってまとまりやすくなります。
完全に治るわけではありませんが、これだけでも見た目の印象は大きく変わるはずです。
毎日のケアと組み合わせて、少しずつ髪の状態を整えていきましょう。
02. トリートメント・ヘアマスクを効果的に使う方法
トリートメントやヘアマスクは使い方次第で効果が大きく変わります。
シャンプー後、軽く水気を切ってから毛先を中心に塗布するのがポイントです。
頭皮には付けず、髪の中間から毛先に集中的になじませましょう。
		塗布後は目の粗いコームで優しく梳かすと、成分が均一に行き渡ります。
さらに蒸しタオルや加温キャップで髪を包んで5〜10分置くと、熱で浸透力が高まるのでおすすめです。
週に1〜2回のヘアマスクと、毎日のトリートメントを使い分けることで、傷んだ髪に必要な栄養を継続的に補給できます。
03. 死んだ髪の毛を輝かせるためのヘアオイルの選び方と使い方
ヘアオイルは傷んだ髪の補修に欠かせないアイテムです。
選ぶときは髪質に合った軽さと保湿力のバランスを見極めましょう。
細い髪には軽めのアルガンオイル、太くて硬い髪にはしっとり系の椿油がおすすめです。
		ちょっと高いですが、ゴールデンホホバオイルもおすすめ。理由は後述します。
使い方のコツは、タオルドライ後の濡れた髪に適量を毛先から中間に向かってなじませること。
乾いた髪に使うとベタつきやすいので注意が必要です。
1〜2滴を手のひらで温めてから使うと、伸びが良くなって髪全体に均一に広がります。
毎日のドライヤー前に習慣化すれば、熱ダメージからも髪を守れるのです。
04. 【プロの技】熱ダメージを最小限に抑えるドライヤー術
ドライヤーの使い方を変えるだけで、熱ダメージは大幅に減らせます。
まず髪から10〜15cm離して風を当て、一箇所に集中させないよう小刻みにドライヤーのヘッドを動かしましょう。
根元から毛先に向かって風を当てると、キューティクルが閉じて艶が出やすくなります。
		温風で8割ほど乾かしたら、最後は冷風に切り替えて仕上げるのがポイントです。
冷風でキューティクルを引き締めることで、ツヤとまとまりが格段に良くなります。
また完全に乾かしすぎると「オーバードライ」という乾燥した状態になるので、少ししっとり感が残る程度で止めるのがプロの技です。
05. 正しいシャンプー・ブラッシングで摩擦を避ける
シャンプーは朝と夜、どっちにするのがいいの?
		
	
		シャンプーは夜に行うのがおすすめです。
朝シャン派の人もいると思いますが、皮脂に含まれるワックスエステルという成分が髪に行き渡るのに6〜8時間かかります。
そのため夜シャンプーすれば、寝ている間に天然のオイルが髪全体に広がり、日中の紫外線やほこりなどのダメージから守ってくれるのです。
シャンプー時はしっかり泡立ててから髪に乗せ、指の腹で優しく頭皮をマッサージしましょう。
ブラッシングは乾いた状態で毛先から順に行い、無理に引っ張らないことが大切です。
摩擦を最小限にすることで、毎日のダメージを確実に減らせます。
06. 洗い流さないトリートメント(アウトバス)の活用法
洗い流さないトリートメントは、髪を一日中保護してくれる心強い味方です。
おすすめはホホバオイルで、皮脂と同じワックスエステルが主成分となっています。
中でも黄色いオイルの「ゴールデンホホバオイル」は保湿力が高く、傷んだ髪に最適です。
タオルドライ後、100円玉大を手に取って毛先を中心になじませましょう。
つけすぎるとベタつくので、少量ずつ様子を見ながら調整するのがコツです。
朝のスタイリング前にも薄く伸ばせば、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守ってくれます。
天然成分なので安心して毎日使えるのも魅力です。
07. 思い切って傷んだ髪をカットするのも一つの手
どんなにケアしても改善しない場合は、思い切ってカットすることも検討しましょう。
		傷んだ部分を残したままケアを続けても、そこから枝毛や切れ毛が広がってしまうからです。
特に毛先がチリチリになっている場合、その部分は既に死んでいる状態なので元には戻りません。
美容師さんに相談して、ダメージの強い部分だけでもカットしてもらうと、髪全体の見た目が一気に健康的になります。
一気に切ると印象が変わるから不安…。
		
	
		短くなるのが不安なら、少しずつ定期的にカットしていくのも有効です。
新しく生えてくる髪をしっかりケアすれば、数ヶ月後には理想の髪質に近づけるでしょう。
08. 内側から髪を元気にする食生活と睡眠習慣
髪は体の一部なので、内側からのケアが欠かせません。
髪の主成分はタンパク質なので、肉・魚・卵・大豆製品をバランスよく摂ることが大切です。
さらに髪の成長を促すビタミンB群や、艶を保つオメガ3脂肪酸も意識して取り入れましょう。
睡眠も髪の成長に直結しており、特に夜10時〜深夜2時の間に成長ホルモンが分泌されます。
		この時間帯にしっかり眠ることで、健康な髪が育ちやすくなるのです。
外側からのケアだけでなく、栄養と睡眠という土台を整えることで、根本から美しい髪を育てられます。
トリートメント選びに迷わない!傷んだ髪におすすめのアイテム

トリートメント選びで迷っている人も多いはず。
ここでは市販で手に入るおすすめアイテムから、成分で選ぶポイント、使い分けの方法まで詳しく解説していきます。
市販・ドラッグストアで買えるトリートメントランキング
ドラッグストアで手軽に買える、傷んだ髪におすすめのトリートメントを紹介します。
内容成分や市場売上を参考に、独断と偏見でランキングを作成しました。
1位:THE ANSWER EXリペアトリートメント FOR COLOR DAMAGE
カラーダメージに特化した処方で、色持ちを良くしながら補修できます。
高価な成分が配合されており、サロン級の仕上がりが自宅で実現できると評判です。
2位:フィーノ / プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク
濃厚なテクスチャーで髪の内部まで浸透し、傷んだ髪をしっとりまとめてくれます。
コスパの良さも魅力的です。
3位:ディアボーテ / オイルイントリートメント(グロス&リペア)
オイル配合でツヤ感が欲しい人に最適。
軽い仕上がりなので細い髪でも使いやすいです。
		ランキングを参考に、自分の髪質やダメージレベルに合わせて選んでみてください。
【成分で選ぶ】補修力に特化したアイテムの見分け方
トリートメントの補修力を見極めるには、成分表示をチェックするのが確実です。
特に注目したいのが「加水分解ケラチン」という成分。
ケラチンは髪を構成する主要なタンパク質で、加水分解されることで分子が小さくなり、髪の内部まで浸透しやすくなっています。
この成分が配合されていると、傷んで流出したタンパク質を補給できるのです。
		成分表示は配合量が多い順に記載されているので、できるだけ上位に書かれているものを選びましょう。
他にもセラミドやコラーゲンといった保湿成分が含まれていると、より高い補修効果が期待できます。
インバス(洗い流す)とアウトバス(洗い流さない)の使い分け
インバストリートメントとアウトバストリートメントは、それぞれ役割が異なります。
インバスは髪の内部に栄養を届けて補修するのが主な目的です。
シャンプー後に使い、数分置いてから洗い流すことで成分が浸透します。
一方アウトバスは髪の表面をコーティングし、外部ダメージから守る役割を果たすのです。
		ドライヤーの熱や紫外線、摩擦などから髪を保護してくれます。
基本的には両方を併用するのがベストで、インバスで内側を補修し、アウトバスで表面を守るというダブルケアが理想的です。
毎日のルーティンに組み込んで、内外から髪をケアしていきましょう。
髪を傷めないために今日からできる「予防美髪」の習慣

傷んだ髪を補修するより、そもそも傷めない予防が何より大切です。
ここでは忙しい毎日でも無理なく続けられる、予防美髪の習慣を具体的に紹介していきます。
ヘアカラーやパーマの頻度を下げる工夫
ヘアカラーやパーマは髪に大きな負担をかけるので、できるだけ頻度を減らすことが予防の第一歩です。
カラーの場合、根元だけのリタッチにすれば毛先へのダメージを避けられます。
全体染めは3〜4ヶ月に1回程度に抑え、その間はカラートリートメントで色味を補うのもおすすめです。
パーマも同様に、半年〜1年スパンで考えるとダメージを最小限にできます。
		どうしても頻繁にイメージチェンジしたいなら、ウィッグやヘアアクセサリーで変化をつけるのもおすすめです。
おしゃれを楽しみながらも、施術の間隔を意識的に空けることで髪の健康は守れます。
紫外線から髪を守る具体的な対策
紫外線は髪のタンパク質を破壊し、色落ちやパサつきの原因になります。
外出時は帽子や日傘で物理的に遮るのが最も効果的です。
さらにサンスクリーン成分が配合されたアウトバストリートメントを使えば、髪専用のUVケアができます。
		スプレータイプなら外出先でも手軽に塗り直せて便利です。
特に夏場のレジャーや長時間の外出では、2〜3時間おきに塗り直すことを心がけましょう。
夏場は頭も暑くなるから、しっかり保護しないとね♪
		
	
		肌と同じように髪も日焼けするという意識を持つことが大切です。
毎日の小さな積み重ねで、紫外線ダメージから髪をしっかり守れます。
忙しい女性でも続けやすいシンプルケア
忙しい毎日の中で複雑なケアを続けるのは難しいもの。
だからこそ基本的なことを習慣にするのが一番効果的です。
特別なことをする必要はありません。
髪を濡れたまま放置しない、栄養バランスの良い食事を心がける、この2つだけでも髪の状態は変わってきます。
完璧を目指さず、できることから少しずつ習慣化していくことが美髪への近道です。
まとめ|髪が傷んだ状態から美しい髪へ生まれ変わろう

本記事では、「一度傷んだ髪は元に戻らない」という事実を深く理解した上で、美髪を取り戻すための具体的な補修と予防ステップを徹底解説しました。
本記事のまとめ
- 髪の毛が傷む原因
 - 傷んだ髪の毛の修復方法
 - 傷んだ髪の毛におすすめのアイテム
 
傷んだ髪は、摩擦・熱・紫外線・ケミカルダメージなど、日々のNG行動の積み重ねで生まれてしまいます。
		しかし、諦める必要は一切ありません!
正しいシャンプー・ドライヤー術や、加水分解ケラチンなど補修成分に注目したトリートメント活用、そして内側からの栄養・睡眠ケアを組み合わせることで、見た目も手触りも見違えるほど改善します。
今日から「予防美髪の習慣」を取り入れ、新しく生えてくる髪を大切に育てましょう。
		ヘアケアを頑張りたい方はこちらの記事もチェック!
   						           		 
		
	









