
美容室に行きたくない…。
そう感じる女性は、あなたは一人ではありません。
髪型に悩みながらも、美容室のキラキラした雰囲気に圧倒されて押しつぶされそうな方に朗報です。
本記事では、美容室に行きたくない本当の理由と、それを乗り越える具体的な方法を現役美容師が徹底解説します。
本記事でわかること
- 美容室に行きたくない理由10選
- 美容室を好きになる方法
- 美容室に行きたくない場合の対処法

あなたの不安を解消し、理想のヘアスタイルを手に入れるお手伝いをします!
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美容室に行きたくない理由10選

ヘアスタイルが気になるけれど、なんとなく足が遠のいてしまう...。
そんな悩みを抱える方は意外と多いものです。
ここでは、美容室に行きたくないと抵抗感を持ってしまう理由について、一つひとつ見ていきましょう。
01.美容師と話をするのが苦手だから

今日は寒いですね。

お仕事は何をされているんですか?
美容室での会話に緊張してしまう方は少なくありません。
特に初めての美容室では、どんな話題で盛り上がればいいのか分からず、沈黙が続くことへの不安を感じる方も。
また、長時間の施術中ずっと会話を続けなければならないのではないか、という心配から足が遠のいてしまうケースもあります。

大きい美容室だと、担当者以外にアシスタントの人も話しかけてくるので、テンパっちゃう…。
02.希望の仕上りを叶えてくれないから
雑誌の写真を見せて「こんな感じに」とオーダーしたのに、イメージと違う仕上がりになってしまった経験はありませんか?
髪質や顔の形に合わせた提案をしてくれるのは嬉しいものの、「でも私が本当にしたかったのはこれじゃない」という不満を感じることも。

たくさん探してヘアスタイルを決めたのに、叶えてくれないとショック…。
過去に希望通りにならなかった経験から、新しいヘアスタイルに挑戦したい気持ちはあるのに、思い切れずにいる方も多いようです。
03.予約や時間管理が面倒だから
美容室に行くためには、事前に空き時間を確保し、予約の電話をかけ、当日は時間に余裕を持って行動しなければなりません。
人気のある美容室は予約が取りづらく、希望の日時に予約を入れられないこともあります。
また、カット以外にもパーマやカラーなど複数のメニューを組み合わせると、施術時間が2〜3時間と長時間になり、その分予約が取りづらくなってしまうことも。
仕事や家事、育児に追われる毎日で、そんなまとまった時間を確保するのが難しいと感じている方は多いものです。
休日に予定を入れると他のことができなくなってしまうため、つい後回しにしがちです。
04.長時間座って施術を受けるのが苦痛だから
カットだけでも1時間程度、カラーやパーマとなると2〜3時間は必要な美容室。
同じ姿勢で長時間座っているのは、想像以上に体力を消耗します。
特に腰痛持ちの方や妊娠中の方にとっては、シャンプー台に寝かされた際の体勢も辛く感じてしまうでしょう。

施術中に体調が悪くなったらどうしよう…。
カラーやパーマの薬剤を使った施術の際は、座った状態で動けないシーンが多いため、美容室の椅子で長時間過ごすことへの不安から、美容室通いを躊躇してしまう方も少なくありません。
05.鏡で自分を見るのが嫌だから
美容室では施術中、大きな鏡に映る自分の姿をずっと見続けることになります。
普段から自分の容姿に自信が持てない方にとって、自分の顔を長時間見るのはストレスになってしまうのです。
また、周りのお客様から自分の姿が見えてしまうことへの抵抗感や、他のお客様の視線を気にしてしまうことで、リラックスできない方もいます。
自身が抱えるコンプレックスによって、美容室に行きたくない気持ちを増長させてしまいます。
髪を切るたびにこのような精神的負担を感じると思うと、美容室に行く気持ちが萎えてしまいますよね。
06.料金が高いから
美容室でのカット料金は平均して4,000円〜6,000円程度。
カラーやパーマを加えると、一回の施術で10,000円以上かかることも珍しくありません。
渋谷や青山エリアの美容室では、技術料や設備費用などが上乗せされ、さらに高額になることもありえます。
美容代は毎月のように通うとなると、家計への負担は決して小さくありません。

美容室に行こうと思っても、お財布を見ると躊躇しちゃう。
また、新規顧客獲得のために初回限定クーポンを打ち出している美容室も、2回目以降は通常料金になってしまうため、継続的に通うとなるとコストは大きくなります。
美容室での施術は専門的な知識と技術によるサービスなので十分価値のあるものですが、家計への負担を考えると足が遠のく方も多いでしょう。
07.異性のスタッフに触られることに抵抗があるから
シャンプーやヘッドスパ、カットなど、美容室で直接触れられる機会が多くあります。
特に異性のスタッフが担当する場合、この身体的な接触に不快感や緊張を感じる方は少なくありません。
美容師にとっては日常的な施術であっても、異性と関わりが少ないお客様にとっては大きなハードルになります。

男性希望、女性希望で予約をして来られる方は意外と多いです。
08.髪や外見へのコンプレックスがあるから
薄毛や白髪、クセ毛など、自分の髪の状態に悩みを抱えている方は多いものです。
美容師に直接見られることへの恥ずかしさや、「この髪を見てどう思われるだろう」という不安から、美容室に行くことを躊躇している方は多くいます。
また、頭皮の状態が気になる方や、ヘアケアに自信が持てない方は「美容師に注意されるのではないか」と不安に感じることも。
施術中に髪の悩みについて深く掘り下げられることへの心理的な抵抗感から、美容室通いを先延ばしにしてしまう方も少なくありません。
09.美容室は汚いイメージがあるから
カット後の髪の毛が床に散らばっていたり、使用済みのタオルが積まれていたりと、清潔感に欠ける美容室の印象が強く残っている方もいます。
特にシャンプー台やブラシ、くしなどの共有器具について、清潔な状態で使ってくれるか不安に感じている方はとても多いです。
衛生面への不安は、特にアレルギーをお持ちの方や、髪や頭皮のトラブルを抱えている方にとって、大きな懸念事項となっています。
10.商品を売りつけられそうだから
シャンプーやトリートメント、スタイリング剤など、施術の最後に商品の購入を勧められることへの不安を感じている方は多いようです。

せっかく気持ちよく過ごせたのに、最後に商品の説明を聞かされるのが苦痛。
美容師に押し売りされて嫌な気持ちになる方も実際います。
このままだと髪の状態が良くならないですよー。このトリートメントを使ってください!

このように不安を煽るような販売方法を取っている美容師がいるのも原因の一つです。
断りづらい雰囲気で高額な商品を勧められ、その場の勢いで購入してしまった後悔を持つ方も。
このような経験から、美容室への足が遠のいてしまうケースも少なくありません。
美容室を好きになる方法


やっぱり美容室苦手だなぁ。

そう感じている方にも、美容室で心地良い時間を過ごしてほしい!
美容室に対する不安や抵抗感は、ちょっとした工夫で和らげることができます。
ここからは現役美容師が考える美容室を好きになる方法をアドバイスさせていただきます。
参考にして快適な美容室ライフを手に入れていきましょう。
自分に合った美容室を選ぶ
大型店、個人店、個室型、オープン型、完全予約制など、美容室にもさまざまなスタイルがあります。
まずは口コミサイトやSNSで評判をチェックして「接客が丁寧」「スタッフの対応が良かった」といった声が多い美容室を探してみましょう。
美容室の雰囲気を作るスタッフの接客が良ければ、不安や緊張を抱かずにリラックスできるはずです。
また、カウンセリングに力を入れているサロンなら、希望のスタイルや悩みをしっかり聞いてくれます。
プライベートサロンは料金が若干高めに設定されていることが多いですが、他のお客様を気にせずリラックスできる空間で施術を受けられるのがポイントです。

初回限定クーポンを利用しながら、自分に合った美容室を探しましょう。
仕上がりのイメージを伝えられるように準備する
美容室に行くからには似合うヘアスタイルを叶えてもらいたい。
でも、自分がイメージしているヘアスタイルを美容師さんに上手く伝えるのは意外と難しいものです。

的確にイメージを伝えるためには事前の準備が大切。
具体的な対策としては好みのヘアスタイルの写真を3枚程度用意しましょう。
「前髪はこんな感じ」「サイドはこのくらいの長さ」など、パーツごとに理想のイメージを集めておくと、より明確に伝えられます。
また、今の髪型の気に入っている部分と絶対にしてほしくない部分を伝えておくのもおすすめ。
「朝のスタイリングにかけられる時間」「普段のヘアケアの習慣」など、美容師により多くの情報を伝えましょう。
コミュニケーションの方法を事前に伝える
実は多くの美容師は、お客様の様子を見ながら会話の量を調整しているんです。
黙って過ごしたい方には静かに施術を進め、おしゃべり好きな方とは楽しく会話をする、そんな気配りをしてくれる美容師がほとんど。
ただし、まれに空気を読めずに会話をしたくないお客様にずっと話しかけてしまう美容師がいるのも事実です。
そういった場合の対策として、施術中に会話をしたくない方は、予約時や来店時に「あまりおしゃべりは得意ではないので...」と伝えてみましょう。
ネット予約の際は、コメントに会話をしたくないことを記入すれば会話を最低限に抑えてくれます。

希望を伝えていただければ、希望通りの接客を心がけます。
逆に、髪の悩みについて相談したい場合は、「髪の毛の悩みを相談したい」とリクエストするのがおすすめです。
自分の希望をきちんと伝えることで、より快適な時間を過ごせます。
スタッフの情報を確認する
最近は美容室のホームページやSNSで、スタッフの情報を確認できるところが増えています。
得意なスタイル、メッセージ、施術写真などを見ることで、自分に合った美容師を見つけやすくなりました。
たとえば、ショートヘアが得意なスタイリストや、くせ毛のお悩み解決を専門とする美容師など、得意なジャンルをアピールしている美容師がたくさんいます。
また、スタッフの性別や年齢層なども事前に把握できるので、苦手意識がある方は安心して選べるでしょう。
「この人なら任せられそう」と感じる美容師を見つけたら、指名予約するのがベストです。

初めて行く美容室なのに指名して大丈夫かな?
問題ありません。最近は指名なしで来られるお客様の方が少ないですよ。

信頼関係が築けると、美容室通いがぐっと楽しくなります。
予約方法を確認する
美容室に電話をかけるのが苦手という方も多いのではないでしょうか。
最近はLINEやネット予約に対応している美容室が増えているので、予約をしやすい美容室を探すのもポイントの一つです。
ネットなら24時間いつでも予約可能で、空き状況もひと目で分かるため、気軽に予約が入れられます。
メニューや所要時間、料金も事前に確認できるので、予約時の不安も軽減されるはずです。
中には、予約システムで担当スタッフのプロフィールや得意分野を確認できたり、カウンセリングシートを事前に入力できたりするサロンもあります。

担当の美容師が決まれば、SNSから直接予約ができる場合もあるので、さらに便利になりますよ。
美容室に行きたくない場合の対処法

忙しくて美容室に行くのが難しい時期や、単純に面倒で美容室に行きたくない時もありますよね。
そんな時でも気持ちを前向きに保つために対処法を知っておくと安心です。
ここでは、美容室に行かずに髪型を整える方法をご紹介します。
セルフカットやカラーを試す
動画配信サイトやSNSの普及により、プロの美容師が公開するセルフカット講座が充実してきています。
特に前髪や毛先のカット、ホームカラーの使い方など、基本的なテクニックは動画を見て真似することが可能です。
ただし、初めてセルフカットをする場合は少しずつ切ることを心がけましょう。
道具選びも重要で、文房具用のはさみではなく、美容専用のカットばさみを使うことをおすすめします。

高価なものでもなくていいので、ヘアカット用のハサミを用意しましょう。
また、ホームカラーに挑戦する場合は、説明書をよく読み、必ずパッチテストを行ってください。
過去に染めた際にアレルギーが起きなくても、体調や肌質の変化によって、アレルギー性のカブれを起こすことがあります。
カブれやすい方は地肌につけないようにカラーをするなどの工夫が必要です。
セルフカラーの際に役立つアイテムもあるので、目的に応じて用意しましょう。

オシャレなハイライトを入れられるハイライトキャップは初心者にもおすすめです。
ハイライトカラーに関してはこちらの記事も参考にしてください。
信頼できる美容師を探す
美容室に対する不安を解消するには、信頼できる美容師を探すのが近道です。
まずはホットペッパービューティーなどの予約サイトで「人見知りの方も安心」「丁寧なカウンセリング」といったキーワードで検索をしてみましょう。
気になる美容室が見つかったら、スタッフページからどんなスタッフがいるのかをチェックします。
スタッフページでは、スタイリストのプロフィールや得意分野、作成したスタイル写真なども確認できるはずです。

細かな情報を確認して、安心して任せられそうな美容師かどうかをイメージしましょう。
また、ホットペッパービューティーにはブログページもあるので、スタッフが執筆したブログも読めます。
ブログでは美容室の内容だけでなく、プライベートの趣味を紹介していることも少なくないので、参考にするとより安心できる美容師が見つかるはずです。
ヘアケアのアドバイスをもらう
髪の毛の状態に自信がなく、美容室に行く気が起きない場合は、美容室以外の場所でヘアケアのアドバイスをもらいましょう。
髪のお悩みは美容室でなくても解決できることがあります。
たとえば、ヘアケア商品を扱っているショップ店員さんに相談すると、自分に合ったヘアケア商品を提案してもらえます。
また、美容室やオンラインサロンなどで行っているオンラインカウンセリングを利用すれば、自宅にいながら専門家のアドバイスを受けることも可能です。
「髪の広がりが気になる」「パサつきを抑えたい」といった悩みに対して、シャンプーの選び方やブラッシング方法、タオルドライのコツなど、具体的なケア方法を教えてもらえます。

オンラインなら会話ができるという方にはぴったりです。
美容室に行きたくない場合は、自宅でできるヘアケアを見直してみるのもいいでしょう。
美容室に行きたくない理由まとめ

本記事では、美容室に行きたくない10個の理由と、その解決策について詳しく解説しました。
本記事のまとめ
- 美容室に行きたくない理由10選
- 美容室を好きになる方法
- 美容室に行きたくない場合の対処法
美容室でプロの技術を体験するのは、見た目をキレイにして前向きに生きるために欠かせないこと。
それでも、美容室に行けない場合は自分自身で対処するしかありません。
セルフカットやセルフカラー、正しいヘアケアを行い、自宅でもキレイな状態を作れるようになれば気持ちも明るくなるはずです。
また、理想の美容室を見つけることで「また美容室に行ってみようかな」と思えるようになります。

美容室に行きたくなるように頑張ってみます!
美容室でしか体験できない時間を提供するので、ぜひお待ちしています。

お客様が美容室に行きたくないと感じる理由はさまざまです。
本記事を参考にして、キレイなヘアスタイルを作りましょう。
自宅でのヘアケア方法についてはこちらも参考になります!